ホームケアで可能なニキビの予防方法

 ニキビはあとを残すことがある病気です 。従って予防が大切で、そのためには日ごろからケアを欠かさず、バリアのある正常な角層を維持するようにしましょう。

1:基本は洗顔

 余分な皮脂はしっかり洗い流します。摩擦や刺激を避けて優しく洗うことがポイントです。洗いすぎると肌のバリアを作っている皮脂や細胞間脂質を洗い流してしまい、バリアを弱めて肌が乾燥します。基本的に洗顔は1日2回で十分です。

2:ニキビ予防化粧品の使用

ニキビの炎症を抑える効果のある成分やアクネ菌の減少、角層柔軟作用のある成分などを配合したニキビ予防化粧品を使用しましょう。
ニキビ予防効果を持つ有効成分:サリチル酸、イソプロピルメチルフェノール、アラントイン、グリチルリチン酸2K(グリチルリチン酸ジカリウム)、ベンザルコニウムクロリド(塩化ベンザルコニウム)など。

3:肌に触れるものの清潔を保つ

手だけではなく、カミソリ、タオル、枕カバー、シーツなど、肌に直接触れるものは常に清潔な状態を保ちましょう。

4:サプリメント

スキンケアだけではなく、インナーケアも大切です。ビタミンB2が脂質の代謝を、ビタミンB6が脂肪分解をコントロールする作用があり、不足するとニキビができやすくなります。またビタミンAやβーカロチンはニキビの炎症を防ぎます。栄養バランスが良い食事を心がけ、不足分はサプリで補いましょう。

5:油分の少ないものやノンコメドジェニック化粧品を使用

油分だけがニキビの出来る原因ではありませんが、アクネ菌は油分をエサにして繁殖します。油分の少ない化粧品やアクネ菌のエサになりにくく、毛穴の角化を亢進させないノンコメドジェニックと表示された化粧品を使う方がニキビができにくくなります。

6:ニキビができた時の注意点

・潰さない
・過剰な洗顔はNG
・手と髪が肌に触れないように
・刺激を与えない
・油分の多いメイク品を控えめに
そして、なるべく早く皮膚科に相談

グェン フェン チャン

ベトナム向けの商品(化粧品・健康食品)のマーケティング・リサーチ、企画開発を行う。
ベトナム人に向けたSNSを通じた情報発信や、経営や商品に関するコンサルティングを行う中、スタッフへの教育に携わり、科学的根拠に基づく正しい美容知識を伝えるべく、日本コスメティック協会認定インストラクターに認定。