2020年03月13日

日焼け肌はかっこいい??②~「紫外線」について~

前回のコラムで光老化についてお話をしました。
今回は今後のコラムで重要となる、光老化の原因に最も重要な「紫外線」についての正しい知識を詳しくお伝えします。

 

地表に到達する太陽光線は主に紫外線、可視光線、赤外線に分けられます。
このうち紫外線は100~400nmの波長域の光をいい、
この紫外線はさらに長波長紫外線(UVA,320~400nm)、中波長紫外線(UVB,290~320nm)、
短波長紫外線(UVC,190 ~290nm)、真空紫外線(100~190nm)に分けられます。

 

オゾン層によって300nm以下の太陽光線は吸収または錯乱されるため、
300nmより長い波長の紫外線であるUVAとUVBの一部のみが地表上に届き人に影響を与えます。
そしてこの地表に届く紫外線は波長が長いほど皮膚の奥に入り込み影響を及ぼします。

紫外線による主な皮膚への生物作用の詳細は、
① UVB:ビタミンD合成,急性炎症(サンバーン)とその後のメラニン合成誘導
(サンタン),光老化(シミ),発がん
② UVA:光老化(シミ,しわ,たるみ),発がん
とされています。

 

~あなたの紫外線の知識は正しいですか??~

(WHO : Global solar UV index-A practical guide- 2002 参照)

 

日焼け(サンタン)は健康的である。

⇒ 日焼け(サンタン)は、私たちの体が紫外線による被害を防ごうとする防衛反応ですが、
その健康へのプラスの効果は小さく、注意信号と考えるべきです。

 

曇った日には日焼け(サンバーン、サンタン)をしない。

⇒ 薄い雲の場合、紫外線の80%以上が通過しますので、日焼けは起こります。

 

水辺では日焼け(サンバーン、サンタン)をしない。

⇒ 水面の反射は紫外線のばく露を増やします。また、水はわずかな紫外線しか防いでくれ
ませんので、水中でも日焼けします。

 

冬の間の紫外線は危険ではない。

⇒ 一般的に冬の紫外線は弱いですが、例えば、雪による反射により普段の2倍近いばく露となります。
特に高い山では注意が必要です。

 

日焼け止めを塗っていれば、非常に長い時間日光を浴びても大丈夫である。

⇒ 日焼け止めは紫外線による日焼けが起こるまでの時間を延長してくれますが、
有限ですので長時間浴びると日焼けします。

 

日光浴の途中で定期的に休憩をとると、日焼け(サンバーン、サンタン)を起こさ
ない。

⇒ 紫外線の影響は蓄積されますので、途中で休みをとってもゼロには戻りません。

 

太陽の光に暑さを感じない時には、日焼け(サンバーン、サンタン)を起こさない。

⇒ サンバーンは私たちが感じることのできない紫外線によるものです。
暑さを感じるのは赤外線によるもので、紫外線ではありません。従って暑さを感じなくとも日焼けします。