疲れをリセット!正しいお風呂の入り方

皆さんは普段お風呂を沸かして湯に浸かれていますか?
日々の忙しさからシャワーで済ませていませんか?
コロナ禍もあり、私たちは仕事や日常で例年よりストレスを感じやすく、交感神経が強く働きがちです。毎日の習慣であるお風呂の入り方を見直して、副交感神経の働きを高めることが大切です。今回は誰でもすぐに実践できる、お風呂の正しい入り方をご紹介します。

1.温度は38~40°Cぐらいのぬるめ

お風呂の温度は38~40°Cぐらいのぬるめがおすすめ。
熱すぎない温度にすることで、副交感神経が優位な状態になりやすく、心身にリラックス効果をもたらしてくれます。また、のぼせるリスクも少なくなります。
42°C以上の熱い湯に入ると保湿成分が皮膚から溶け出し、必要な皮脂まで落ちてしまうため、肌が乾燥しやすくなります。それだけではなく、交感神経が活発になり、その後の睡眠に悪い影響が及んでしまう可能性も。
もし熱い湯に浸かりたい場合は、5分程度にするなどの調整が必要です。

2.お気に入りの入浴剤でリラックス

美しい色や良い香りがするものなど数多くの種類がある入浴剤。
炭酸ガスの効果で血行促進、お湯にとろみがついていて保湿成分配合など、美容効果を高めることに役立つ入浴剤も豊富にあります。
お気に入りの入浴剤を選ぶ楽しさも相まって入浴効果も高まり、バスタイムを続けやすくなります。

3.入浴時間は10~15分くらいがベスト

入浴時間は10~15分程度がおすすめ。汗をかく前に浴槽から上がるイメージです。あまり長時間浸かると肌がふやけて乾燥しやすくなるため、肌のうるおいを保つためにも適度な時間での入浴を。また、入浴後は湯冷めしないよう、しっかり水分をふき取り、身体を冷やさないようにしましょう。水分補給も忘れずに。

お風呂は私たちの毎日に欠かせないものです。湯の温度や時間を調整することで、
より効果的に心身の疲れをとり、1日を締めくくる大切な癒しの時間にすることができます。是非、明日からの活力を養うあなただけのリラックスタイムにしてみてくださいね。

Mikina

看護師として総合病院5科混合病棟勤務を経た後、現在は美容外科/皮膚科クリニックに勤務。

多くの美容施術やスキンケアカウンセリングを経験。美容皮膚科統括として、看護業務全般やスタッフへの指導・育成を行う。