チャレンジ!コスメマイスターライト!~その3 皮膚の構造~

「美容は科学です。」
美容学を学問として学びたい、科学的根拠のある正しい知識を得たい方へ

3問中2問正解できれば、コスメマイスターライトは合格圏内です。
コスメ、お肌のことを楽しく学びながら、美肌を目指しましょう!


○か×でご回答ください

Q1. 角質細胞間脂質は皮膚の水分を弾く性質がある

Q2. 角質細胞間脂質の主たる成分はセラミドである
Q3. アミノ酸は天然保湿因子である






回答

Q1. 角質細胞間脂質は皮膚の水分を弾く性質がある → ×
解説)
角質細胞間脂質とは、表皮細胞が産生する脂質で、角質細胞の間を埋めています。そしてその脂質構造の間に水分を貯留しています。我々の肌の潤いというのは、この角質細胞間脂質が保持している水分によるものです。逆に言うと角質細胞間脂質が減少すると、肌は潤いを失い乾燥してしまいます。

Q2. 角質細胞間脂質の主たる成分はセラミドである → ○
解説)
角質細胞間脂質は肌の潤いに大切ですが、セラミド、遊離脂肪酸、コレステロール、コレステロールエステルなどからなりますが、約50%を占めるのはセラミドです。セラミドの高い保湿機能を利用した化粧品がたくさん売られています。天然セラミドは大変高価ですので、ごく微量しか配合されておらず、より安価な合成セラミドが使われ、同じような効果を示す化粧品も見られます。

Q3. アミノ酸は天然保湿因子である → ○
解説)
それ自身が水分を抱え込む作用のある物質を天然保湿因子と呼びます。‘アミノ酸リッチ’な化粧品が売られていますが、アミノ酸の保湿力を利用した保湿機能を高めた化粧品のことです。天然保湿因子にはそのほか尿素が良く知られています。市販の保湿薬に多い尿素軟膏・クリームは尿素の保湿機能を利用した製品です。




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https://www.j-cosme.org/test_outline/

日本コスメティック協会事務局