日本コスメティック協会 化粧品検定特集~第12回~

「美容は科学です。」
美容学を学問として学びたい、科学的根拠のある正しい知識を得たい方へ

検定に関する問題をご紹介します。実際に解き、受験対策にご利用ください。


Q. 化粧品に配合されるビタミンC誘導体について、間違った記述を選びなさい。

a) ビタミンC誘導体はその物性から、水溶性、油溶性、両親媒性に分けられる
b) L-アスコルビン酸は、代表的なビタミンC誘導体の1つである
c) 生体内で酵素反応などにより本来の活性をもったビタミンCに変換される






回答)

解説)
ビタミンC誘導体は水溶性、油溶性、さらに水油の両方に可溶性をもつ両親媒性に分けられます。L-アスコルビン酸はビタミンCそのもので誘導体化されたものではありません。
L-アスコルビン酸は不安定なため、安定化した誘導体として化粧品などに配合されます。
生体内の酵素反応などにより本来の活性をもったL-アスコルビン酸に戻り、ビタミンCのさまざまな効果を発揮します。


◎検定についてより詳しく知りたい方はこちら
https://www.j-cosme.org/test_outline/

日本コスメティック協会事務局